プレスリリース
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浜岡原子力発電所2号機 原子炉建屋1階(放射線管理区域内)における作業用耐火シートの燃焼
2025年05月15日
中部電力株式会社
2025年5月15日14時46分頃、廃止措置中の浜岡原子力発電所2号機 原子炉建屋1階において、火災報知器が鳴動しました。
協力会社社員が、耐火シートが燃えていることを確認したため、14時56分に消防署に通報しました。16時26分、消防署による現場確認の結果、鎮火が確認されました。
出火時の状況は以下のとおりです。
- 2号機原子炉建屋1階において、協力会社社員が、サプレッションチェンバ(注1)の解体工事により発生した解体物の切断面に対しグラインダー作業を実施していたところ、作業エリアを囲っている耐火シートが燃焼していることを確認したため、初期消火活動を実施しました。
- 初期消火活動による消火後、現場にて耐火シートが0.7m×0.8mの範囲で燃焼していることを確認しました。また、作業エリアの外側全体に設置している難燃シートが、壁面(約1m×約1m)、天井面(約2.5m×約2.5m)の範囲で溶けていることを確認しました。
本事象は外部への放射能の影響に係る事象ではなく、人身災害もありません。
今後、耐火シートが燃焼した原因を調査し適切に対応してまいります。
注1 サプレッションチェンバとは、原子炉格納容器の一部で、大量の水を貯蔵しているドーナツ形の設備です。事故時に原子炉や格納容器内の蒸気を貯蔵した水の中に導き、冷却・凝縮させることで圧力の上昇を抑制する機能を有しています。
別紙
以上