プレスリリース

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技術開発本部敷地内におけるグリッド試験設備の運用開始

2025年09月26日
中部電力株式会社

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当社は、技術開発本部(名古屋市緑区大高町)の敷地内において、実物の配電設備を用いたグリッド試験設備とその制御システム(以下「大高グリッド」)の構築を完了し、本日、運用を開始しましたので、お知らせします。

大高グリッドでは、停電や事故環境下でのマイクログリッド(注1)の自立運転(注2)に係る試験、配電システム向け試作機器の機能確認を目的としたフィールド試験、配電系統の新型制御方式の実証、蓄電池・太陽光発電・電気自動車バッテリーを活用したエネルギーマネジメントの検証など、様々な研究を実施することができます。

(注1)災害などにより長時間の停電が発生したときに、一定地域の配電線などを使って小さな電力網を構成し、当該地域内の太陽光発電などの発電設備から、当該地域内の需要家に電気を送り届ける仕組み。
(注2)電力系統から切り離し、独立して地域内で電力を供給する運転モード。

当社は、大高グリッドを共創の場と位置付け、自社内での利用に留まらず、産業界や研究機関に広くご活用いただきたいと考えております。

当社は、大高グリッドを活用し、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い複雑化が進行する電力ネットワークの課題解決および次世代化に向けた研究などに取り組むことを通じて、安定的な電力供給・電力品質の維持はもとより、災害時などにおけるレジリエンス強化と再生可能エネルギーの最大限の活用に貢献してまいります。

別紙

以上

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