プレスリリース

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浜岡原子力発電所1・2号機共用排気筒の建替えに向けた気象観測の実施について

2013年03月14日
中部電力株式会社

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浜岡1・2号機共用排気筒(以下、「排気筒」という。)については、2004年12月にダクト接続部で「風渦励振(ふうかれいしん)」(注)によるひび割れが確認され、恒久対策として、現排気筒位置とは別の位置で、風渦励振対策を施した排気筒に建て替えることとしました。(2005年6月8日公表済み)

その後、2009年に浜岡1・2号機は営業運転を終了し、排気筒から放出が想定される放射性物質の量が低減するなど、排気筒の設計条件が変わったため、排気筒の今後の対応方針について再度検討をおこないました。

その結果、排気筒から放出される気体が十分に拡散され、かつ風渦励振の影響が出ない高さでの排気筒建替えを念頭に、周辺公衆の被ばく評価をおこなったうえで設計を進めることとしました。

この周辺公衆の被ばく評価の前提となる発電所敷地内における気象データを取得するため、発電所内の敷地上空の風向・風速の測定を目的とした新たな気象観測装置(ドップラーソーダ)を3月中に設置したうえで、本年6月から1年間の予定で風向・風速などの気象観測をおこなうこととしましたのでお知らせします。

(注)風渦励振は、風によって細長い構造物(塔・桁・電線等)に生じる振動の一つであり、物体の断面形状と固有振動数で決まる一定の風速域で発生します。構造物の背後(風下側)に生じる流れの渦(うず)が原因で風方向に対して直角の方向に振動(共振)します。

別紙

以上

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