定例記者会見

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2021年7月度 定例記者会見 林社長挨拶

2021年07月30日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • ヘルスケア分野における新たな取り組み

    について、お話しいたします。

ヘルスケア分野における新たな取り組み

  • 当社グループは、地球環境に配慮した安全・安価で安定的なエネルギーと、暮らしを豊かで便利にするサービスをセットでお届けする、コミュニティサポートインフラのご提供を通じて、様々な社会課題のお困りごとの解決に取り組んでおります。
  • 特に、ヘルスケア分野につきましては、高齢化や人口の減少という課題に加え、新型コロナウイルスを契機とした様々なニーズの高まりのなかで、医療機関などとの連携を強化しております。
  • 2020年6月には、地域の皆さまが健康情報を適切に管理し、健康で安心な生活を継続できるよう支援することを目的とし、藤田医科大学と地域包括ケアに関する共同研究講座を設置いたしました。
  • 共同研究講座においては、これまでも、住民の皆さまが住み慣れた地域の中で、きめ細やかな医療・介護サービスを受けられる仕組みの構築や、新たなサービスの開発に取り組んでおり、先月には、藤田医科大学と共同で遺伝子検査サービスを提供するジェノニクス株式会社を設立し、効果的な疾病予防や健康増進に取り組んでおります。
  • そして、本日、新たな取り組みとして、当社グループが開発に取り組んでいる電力データとAIによるフレイル検知技術を活用した予防・改善プログラムの実証を開始することとし、共同実施者の豊明市や、藤田医科大学の母体である藤田学園と基本協定を締結いたしました。
  • フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間にある身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを言い、適切なケアをすることで、要介護状態への進行の抑制や、健康な状態への回復が可能であると言われております。
  • 豊明市、藤田学園、そして当社の3者は、本日締結した基本協定に基づき、2021年度下期中に、豊明市内にお住まいの65歳以上の方を対象として、実証を開始いたします。
  • 具体的には、各世帯に設置されている電力スマートメーターや各種センサーから得られる電力使用量や水道使用量などのデータをもとに、AIがフレイルの可能性が高い方を検知いたします。
  • そのうえで、一人ひとりの実態に合わせたアドバイスを行うとともに、地域の介護福祉関係者が適切な予防・改善プログラムを提供できる体制の構築に向けて、検証を重ねてまいります。
  • 今回の取り組みを通じて、私ども3者は、フレイルの検知に留まることなく、検知後の生活習慣の改善や、回復に向けた支援、さらに予防活動まで一体となった包括的な仕組みの構築を目指してまいります。
  • 当社グループは、本日ご紹介したヘルスケア分野をはじめ、地域社会が抱える様々な課題に向き合い、多様なパートナーと協業しながら解決に取り組むことで、お客さまの豊かで安心・安全な暮らしの実現や地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。

資料



以上

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