定例記者会見
定例記者会見
2024年度第2四半期決算発表記者会見 兼 10月度定例記者会見 林社長挨拶
2024年10月29日
中部電力株式会社
- 本日、私からは、
- 2024年度第2四半期決算
- 第一環境株式会社への出資
の2点について、お話しいたします。
2024年度第2四半期決算
- はじめに、2024年度第2四半期決算について、お話しします。
- 2024年度第2四半期の連結決算につきましては、売上高は、1兆7,664億円となりました。
- 燃料費調整額の減少などから、前年同期に比べ、750億円の「減収」となりました。
- 経常損益は、1,879億円の経常利益となりました。
- 期ずれ差益が減少したことや、ミライズにおける卸電力取引市場を通じた電源調達割合の減少、パワーグリッドでの需給調整にかかる費用の増加などにより、前年同期に比べ、1,893億円の「減益」となりました。
- なお、期ずれを除いた利益は、1,890億円程度と、前年同期に比べ、680億円程度の「減益」となりました。
- また、親会社株主に帰属する中間純損益は、1,469億円の純利益となり、前年同期に比べ、1,645億円の「減益」となりました。
中間配当
- 当期の中間配当につきましては、1株につき30円とさせていただきました。
2024年度業績見通し
- 次に、2024年度の業績見通しについて、お話しします。
- 2024年度業績見通しにつきましては、上期の状況などを踏まえ、7月31日に公表した連結業績予想値を修正いたしました。
- 売上高につきましては、3兆6,000億円程度を見込んでおり、前回公表から変更しておりません。
- 経常損益につきましては、2,750億円程度を見込んでおります。
- 夏季の気温が平年に比べ高めに推移したことによる冷房設備の稼動増に加え、ミライズの電源調達コストの削減や、パワーグリッドの需給調整にかかる費用の減少などにより、前回公表から600億円程度の「増益」を見込んでおります。
- また、親会社株主に帰属する当期純損益は、前回公表から400億円程度「増益」の2,100億円程度を見込んでおります。
- 中東情勢の緊迫化などにより、事業環境の不透明感は拭えない状況が継続しており、燃料価格や電力需給の動向によっては大きな収支影響を受けるおそれがございます。
- 当社グループとしては、市場対応力の強化により、収支変動の抑制に取り組みながら、経営ビジョンの実現に向けた成長投資の拡大を進めることで、着実に経営成果を創出し、企業価値の向上に努めてまいります。
資料1
第一環境株式会社への出資
- 次に、第一環境株式会社への出資についてお話しします。
- 当社は、「中部電力グループ 経営ビジョン2.0」の実現に向け、これまで電気事業で培ってきた地域とのつながり、インフラ運営ノウハウ、環境技術等を活かし、地域インフラ事業を推進するためのさまざまな取り組みを進めています。具体的には、資源循環、上下水道、森林、地域交通といった4つの取り組み領域を定め、地域課題の解決を通じて、お客さまや地域への貢献を目指しています。
- 当社は、このたび、地域インフラ事業のうち上下水道分野へ参画することとし、第一環境株式会社の株式の一部を、水ing(スイング)株式会社より取得し、出資することを決定しました。当社が上下水道分野の企業に出資するのは、本出資が初めてとなります。
- 今回出資する第一環境株式会社は、上下水道事業における検針・料金徴収業務に加え、地方公営企業などのニーズに応じたシステム開発・運用や給水装置管理業務を事業内容としています。
- 特に検針・料金徴収業務については、給水人口ベース、これは給水区域内に居住し水道事業から給水を受けている人口でありますが、この給水人口ベースで全国シェア1位の企業であり、大・中都市圏を中心に多くの受託実績を有しています。
- 当社は、今回の出資により、地域インフラ事業を更に推進し、各事業領域の垣根を超えたマルチユーティリティサービスの提供を進めていきたいと考えています。こうした取り組みを着実に進めることで、脱炭素社会や、循環型社会・サーキュラーエコノミーを実現するとともに、自治体やお客さまが抱える課題解決に貢献してまいります。
資料2
以上