共同声明

2010年(平成22年)11月22日 共同声明

中部電力グループ・コンプライアンス推進協議会 共同声明

2010年11月22日

中部電力グループは、各社経営トップのリーダーシップのもと、コンプライアンスの推進体制を構築・整備し、その確立に取り組んできた。しかしながら、中部電力の水力発電所における隠ぺい工事などに見られるように、現在も不適切な事象が発生しており、コンプライアンスが定着しているとはいえない状況にある。

各社の実態に鑑みると、これまでの取り組みにより推進体制や諸制度はほぼ構築・整備されてきており、今後はそれらを十分に運用し機能させることに一層努力していく必要がある。
また、コンプライアンス上の問題の多くは、その組織が持つ風土に深く根ざしており、何でもモノが言い合えるような風通しの良い組織風土なくして、不適切な事象を未然に防止することも、それを解決することも困難である。
加えて、取引先に対して無理な要求をしたり尊大な態度を示すといった実態が見受けられる。しかし、取引先は、同じ目的に向けて事業活動を営んでいる重要なパートナーであり、こうした状況は、コンプライアンスの実践を阻害する大きな要因と認識すべきである。

以上のような認識のもと、私たち経営トップは、以下のとおり、自らに求められる行動姿勢を確認し、これらを継続して実践することにより、コンプライアンスをグループ共通の文化として根付かせていくことを表明する。

  • 私たちは、コンプライアンスの推進体制や制度を十分に機能させるため、これらの運用状況を常に把握するとともに、自らの方針の表明、体制・制度の改善など、必要な措置を講じる。
  • 私たちは、風通しの良い組織風土がコンプライアンスの推進に必要不可欠であることを認識し、自らその醸成に取り組むとともに、組織の隅々にまで行きわたるよう各管理職に積極的な行動を促す。
  • 私たちは、取引先をパートナーとして尊重し、お互いが発展できる関係を構築することが、事業活動をおこなううえで必要な基盤であることを認識し、こうした考えを従業員一人ひとりに浸透させる。

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