株主通信「ちゅうでん」
中期経営目標の見直し
当社の2023年度の連結経常利益(注1)は、中部電力ミライズにおける電源調達コストの低下や、中部電力パワーグリッドにおける需給調整費用の減少などにより、中期経営目標の1,800億円を超える3,710億円となりましたが、2024年度は、中部電力ミライズにおける卸電力取引市場の活用に伴う収支改善が2023年度ほどは見込めないこと、中部電力パワーグリッドの一時的な利益押上げが無くなることに加え、物価高騰によるコスト増などにより、1,900億円程度に減益となる見通しです。
しかしながら、資源価格など不透明な事業環境が継続する中でも、市場対応力・付加価値サービスの更なる強化に努めるとともに、戦略的投資による収益拡大を図ることを踏まえ、2025年度の中期経営目標を「連結経常利益2,000億円以上、ROIC(注1)3.2%以上」に引き上げることといたしました。
引き続き、事業環境変化に適切に対応しながら、経営ビジョンに掲げる「2030年度連結経常利益2,500億円以上」の達成とバランスの取れた利益ポートフォリオ(注2)の実現に繋げてまいります。
(注1)連結経常利益およびROICは期ずれ除き
(注2)国内エネルギー事業:新しい成長分野・海外事業他=1:1