株主通信「ちゅうでん」

ごあいさつ

株主の皆さまにおかれましては、当社事業に対し日頃から格別のご理解を賜り、誠にありがとうございます。第100期定時株主総会では、会社提案議案についてご承認いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

はじめに、公正取引委員会からの独占禁止法にもとづく課徴金納付命令などの受領に関し、株主の皆さまからの信頼を損なうとともに、多大なご心配をおかけし、心よりお詫び申しあげます。今後、二度とこのような命令などを受けることがないよう、独占禁止法の遵守をはじめとしたコンプライアンスのさらなる徹底に努めてまいります。

中部電力グループは、2030年度連結経常利益の2,500億円以上への拡大などを掲げた経営ビジョン2.0までの中間地点として、2025年度をターゲットとした中期経営目標を定めております。2年目となる2023年度は、中部電力パワーグリッドにおける需給調整費用の減少や中部電力ミライズにおける電源調達価格の低下などにより、期ずれ除きで3,710億円程度の連結経常利益となりました。
引き続き、燃料・電力市場の変化や制度・政策の見直しなど、不透明な事業環境が継続しておりますが、その中でも、ステークホルダーの皆さまとともに成長し、持続可能な社会の発展に貢献していくことが企業価値向上に繋がると考えており、今回、新たな決意として、中期経営目標を見直すことといたしました。
本号では、中期経営目標の見直しに関する詳細のご説明や、今後重点的に進める事業に加え、愛知県出身の藤井聡太さんに出演いただくテレビCMなどについてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

期末配当金につきましては、株主還元方針、中期的な財務状況、資本市場の期待などを踏まえ、1株につき30円とさせていただきました。2024年度の配当予想につきましては、安定的な配当の継続を基本としながら、利益の成長を踏まえた還元に努め、連結配当性向30%以上を目指してまいります。

株主の皆さまには引き続きご理解・ご支援をいただきたくよろしくお願い申しあげます。

2024年6月

代表取締役会長 勝野 哲・代表取締役社長 林 欣吾

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