株主通信「ちゅうでん」

ごあいさつ

株主の皆さまにおかれましては、当社事業に対し日頃から格別のご理解を賜り、誠にありがとうございます。

当社グループを取り巻く環境は、地政学リスクをはじめとする国際的な政治情勢の変化などにより、資源価格の変動をはじめ、不確実性が高い状態が継続しており、エネルギーの安定供給確保の重要性がますます高まっております。
また、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた電化の進展、データセンターやAIなどデジタル化への対応を踏まえ、今後は電力需要が増加に転じていくとの見通しに変わってきております。
こうした中で、電源の確保・多様化や電力ネットワークの増強はもちろんのこと、電力システム全体の機能向上を図り、安定供給と脱炭素化の両立を目指してまいります。

当社グループは地域・社会のインフラを支える公益事業者として、このような事業環境の変化に対応し、ステークホルダーの皆さまとともに持続的な成長を実現するため、前号にてご紹介いたしました新たな企業理念「人と社会のつながりを、幸せのエネルギーに」のもと、電力の安定供給確保、分散・循環型システムが併用された安全で安心な脱炭素社会の実現、お客さまのご期待に応えるサービスの提供、事業構造の変革を通じた新たな収益源の獲得・拡大、電化による需要創出などの取り組みを加速させていきます。

本号では、中部電力パワーグリッドの取り組みとして、停電・電気設備に関するお問い合わせに24時間365日対応する「チャットサポートサービス」や、新成長領域である不動産事業の取り組みとして、本年4月にまちびらきした多世代共生の複合タウン「i-VILLAGE神領」(春日井市)などについてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

中間配当については、1株あたり35円といたしました。年間配当については、安定的な配当の継続を基本としながら、利益成長を踏まえた還元に努めていくという株主還元方針に基づき、1株あたり70円を予定しております。

株主の皆さまには引き続きご理解・ご支援をいただきたくよろしくお願い申し上げます。

2025年11月

代表取締役会長 勝野 哲・代表取締役社長 林 欣吾

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