株主通信「ちゅうでん」
ごあいさつ
株主の皆さまにおかれましては、当社事業に対し日頃から格別のご理解を賜り、誠にありがとうございます。第101期定時株主総会では、会社提案議案についてご承認いただきました。この場を借りて御礼申しあげます。
中部電力グループは、経営ビジョン2.0までの中間地点として2025年度をターゲットとした中期経営目標(連結経常利益2,000億円以上、ROIC3.2%以上)を定めております。
2024年度の連結経常利益(期ずれ除き)は、中期経営目標の水準を上回る2,640億円程度となりました。中期経営計画の最終年度である2025年度においても、引き続き、国内エネルギー事業において安定的な利益の確保に取り組むとともに、新成長領域やグローバル事業において収益の拡大などに努め、中期経営目標の達成を目指してまいります。
また、「GX2040ビジョン」、「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定され、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展などにより電力需要の見通しが増加傾向に転じることが示されるなど、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しております。
当社は、このような変化に対応し、ステークホルダーの皆さまとともに持続的な成長を実現するため、企業理念を改定いたしました。新たな企業理念のもと、企業価値向上に努め、今後もステークホルダーの皆さまからの期待と信頼にお応えしてまいります。
本号では、新たな企業理念や、中期経営目標達成に向けた取り組みに加え、本年4月に営業運転を開始した安倍川水力発電所、中部電力ミライズが提供する家庭向け銀行サービス「カテエネBANK」などについてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
2024年度の期末配当金については、株主還元方針、中期的な財務状況などを踏まえ、1株につき30円とさせていただきました。2025年度の配当については、2024年度の年間配当から10円増配となる1株につき年間70円(中間35円、期末35円)を見込んでおります。
株主の皆さまには、引き続きご理解・ご支援をいただきたくよろしくお願い申しあげます。
2025年6月
