プレスリリース

プレスリリース

浜岡原子力発電所における新規制基準への対応に向けた取り組み(緊急時対策所および火災防護設備に関する工事の実施)

2013年06月27日
中部電力株式会社

記事をシェアする

2013年6月19日、新規制基準が原子力規制委員会により決定されました。新規制基準には、当社が現在取り組み中の津波対策やフィルタベント設備の設置をはじめとするシビアアクシデント対策に加えて、さらなる対策や具体的な対応について検討を要する要求事項が含まれており、当社では、新規制基準への適合に向けて原子力規制委員会規則や評価ガイド等を踏まえた検討と必要な工事の準備を続けています。

このたび、新規制基準における「緊急時対策所」、「火災防護設備」に関し、基準への適合のための工事の一部について準備が整い、工事に着手することとしたためお知らせします。

当社は、新規制基準に速やかに適合することを目指し、他の要求事項も含め引き続き検討を進めるとともに、必要な対応を順次行っていきます。

1 緊急時対策所に関する工事の実施

新規制基準では、緊急時対策所に対し、地震や津波に対して機能を喪失しないことの要求のほか、災害対策要員の居住性を確保することを目的として、十分な遮へい性能のほか換気空調設備や各種必要な計測器を備えていることなどを要求しています。

当社では、この居住性に関する要求事項などを満足するための必要な対策について検討を進めているところですが、まずは、必要な計測器として室内の放射線レベルを監視するためのエリアモニタと酸素濃度計を設置することとし、本日、工事を開始しました。

2 火災防護設備に関する工事の実施

火災防護に関しては、新規制基準においても、従来と同様「火災発生防止」、「火災の感知および消火」並びに「火災の影響軽減」の3つの対策を柱とすることにかわりはありませんが、各対策について、さらなる信頼性向上を要求する事項が含まれており、例えば「火災の影響軽減」については、3時間耐火能力を有する隔壁等による系統の分離などが要求されています。

当社では、これら新規制基準における要求に対し必要な対策の検討を進めているところですが、まずは、浜岡原子力発電所3,4号機の安全上重要なケーブルを敷設しているエリア内へ火災感知器を追加設置することとし、明日から工事を開始することとしました。

当社は、浜岡原子力発電所の安全性をより一層向上させる取り組みを着実に進めるとともに、その内容を丁寧にご説明することで、地元をはじめ社会の皆さまの安心につながるよう全力で取り組んでまいります。

別紙

以上

ページトップへ