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大容量送水システムを使った訓練などの様子(2013年9月)

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現在おこなわれている、津波に対する浜岡原子力発電所の対応状況についてご紹介します。

2013年6月17日・18日の2日間、3月に配備された大容量送水システム、通称ハイドロサブを使った訓練をおこないました。

ハイドロサブは取水源の多様化として、淡水源である新野川からの取水を可能とするものです。また、既設設備による注水が困難となった場合の注水機能として使用します。

ハイドロサブはポンプ車とホース車で構成されます。

ポンプ車に搭載された水中ポンプを発電所の脇を流れる新野川へ沈めて取水し、発電所敷地内へ敷設したホース車のホースにより、取水した水を3号取水槽へ送る訓練をおこないました。

また、7月25日には、3号機用空冷式熱交換器本体の架台への搭載作業が完了しました。

空冷式熱交換器は、福島第一原子力発電所で発生した「全交流電源喪失」や「海水冷却機能喪失」が、万が一、浜岡原子力発電所で起こった場合でも高圧注水系を運転可能とするために、海水による冷却機能の代わりに空気による冷却機能を確保するものです。

現在、ポンプ・配管などの接続作業を進めています。

この空冷式熱交換器と、現在発電所の敷地高台で工事を進めているガスタービン発電機からの電源を使えば「全交流電源喪失」や「海水冷却機能喪失」が発生した場合でも、高圧注水系の運転が可能となり、原子炉を冷やすことができます。

皆さまにご安心いただけるよう引き続き、全力で取り組んでまいります。

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