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浜岡原子力発電所 保安規定の変更認可について

2003年11月7日トピックスその他

平成15年9月22日、国に対して、原子炉等規制法に基づき(注1)、保安規定(注2)の変更認可を申請しました。(平成15年9月22日公表)
本日(平成15年11月7日)、国より保安規定の変更認可を受けました。

主な変更点は次のとおりです。

  • 5号機(平成17年1月営業運転開始予定)が原子炉に燃料を装荷し、試験運転を開始するにあたり、1~4号機と同様に、安全運転を行う上で守るべき事項を追加
  • 1,3,4,5号機における定格熱出力一定運転(注3)を行う上で、守るべき原子炉熱出力の確認方法に関する事項を記載



(注1) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律 第37条第1項
(注2) 保安規定(原子炉施設保安規定):核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律 第37条第1項に基づき、原子炉による災害の防止を図ることを目的として、原子炉設置者が原子力発電所の安全運転を行う上で守るべき基本的な事項を定めた、国の認可を必要とする規定のこと
(注3) 各号機の導入に際しては、別途、号機毎に「定格熱出力一定運転実施に伴う発電設備の健全性評価書」を国に提出し、国から確認を受けた後、準備が整い次第、各号機毎で導入していきます。

(添付資料1)

「浜岡原子力発電所第4号機 定格熱出力一定運転実施に伴う
発電設備の健全性評価書」の概要

1 定格熱出力一定運転とは

「定格熱出力一定運転」とは、原子炉から発生する熱量(原子炉熱出力)を原子炉設置変更許可において認められた定格値で一定に保って運転する方法です。
定格熱出力一定運転を行った場合、電気出力は下の図のように 海水温度に応じて変化します。冬季のように海水温度が低い時期には発生する電気が増加します。
なお、「定格熱出力一定運転」については、国において検討が行われ、平成13年12月、安全性等問題はないとの見解が示されました。以後、国内の原子力発電所で順次導入されております。

【図】定格熱出力一定運動とは

2 冬季に電気出力が増加する理由

【図】冬季に電気出力が増加する理由

以上

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