公開情報

「炉心シュラウド及び原子炉再循環系配管等の点検計画」の変更について

2004年8月27日点検情報4号機

■4号機

平成15年5月16日付けで原子力安全・保安院に提出した「炉心シュラウド及び原子炉再循環系配管等の点検計画」のうち、4号機の計画を次のとおり変更し、本日(8月27日)、同院に提出しました。
今後は、今回変更した計画書に基づき、炉心シュラウド及び原子炉再循環系配管等の点検を実施してまいります。

(変更内容)
  • 炉心シュラウド
    2号機の定期検査で使用した狭隘部専用のカメラを用い、干渉物のある溶接線について点検を実施することとしました。
  • 原子炉再循環系配管等
    ノズル部 (注1) のうち「原子炉再循環入口管台とセーフエンドの溶接部」及び「ジェットポンプ計装管台とシールボディの溶接部」について、今回の定期検査で点検することとしました。
    また、前回定期検査時に実施した配管取替により、溶接線の総数が5箇所増えました。
    これらに伴い、点検箇所数が一回の定期検査に偏らないように、見直しました。

(注1):

ノズル部とは、表中の「原子炉再循環出口管台とセーフエンドの溶接部」、「原子炉再循環入口管台とセーフエンドの溶接部」及び「ジェットポンプ計装管台とシールボディの溶接部」のことです。
このうち、「原子炉再循環出口管台とセーフエンドの溶接部」については、前回定期検査時に点検を実施しています。

以上



4号機
第7回定期検査(平成14年9月~)
第8回定期検査(平成16年予定)
*2: 健全性評価小委員会に点検結果が報告されたものまたは健全性評価小委員会の検討が開始された以降に点検を実施しているもの。
*4: 炉内構造物との干渉により通常使用するカメラでは点検不可。
*5: 今回定検でひび割れが確認されたため次回定検時にも点検を行う。
*6: 点検範囲は、全周にわたって対称性を有するように30%程度とする。ただし、ひび割れが確認された場合は点検範囲を全周に拡大する。


(注)着色部は今回の変更箇所を示す。
*1: 健全性評価小委員会に点検結果が報告されたものまたは健全性評価小委員会の検討が開始された以降に点検を実施しているもの。
*2: 炉内構造物との干渉により、通常使用するカメラでは点検不可のため、狭隘部専用のカメラにて点検を行う予定。
*3: 前回定検でひび割れが確認されたため今回定検時にも点検を行う。
*4: 点検範囲は、全周にわたって対称性を有するように30%程度とする。ただし、ひび割れが確認された場合は点検範囲を全周に拡大する。


(注)配管の取替を行う場合には、高周波誘導加熱による応力改善策(IHSI)を実施する。

*1:

SUS316L 系材を用いて溶接が行われた原子炉冷却材圧力バウンダリを構成する配管類のうち、日本電気協会技術規程「軽水型原子力発電所用機器の供用期間中検査」(JEAC4205-2000)において体積検査(超音波探傷試験)を要求されているもの。

(注1)着色部は今回の変更箇所を示す。
(注2)配管の取替を行う場合には、高周波誘導加熱による応力改善策(IHSI)を実施する。

*1:

原子炉冷却材圧力バウンダリを構成する配管類のうち、日本機械学会規格「発電用原子力設備規格維持規格」(JSME S NA1-2002)において体積検査(超音波探傷試験)を要求されているもの。
*2: 第7回定期検査で点検を実施済み。



原子炉再循環系配管図(浜岡原子力発電所4号機)

以上

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