高経年化に関する技術評価のための点検開始

次回定期点検で計画しておりました、高経年化に関する技術評価(注1)のための原子炉内点検を前倒しして、この定期点検期間中に実施することとしました。(9月16日公表)
点検の準備が整ったことから、今週末(11月22日)よりシュラウドサポート、ジェットポンプ、炉心スプレイ配管・スパージャなどの炉内構造物(注2)について溶接線等の目視点検を実施いたします。
なお、点検は来年2月頃までの予定ですが、点検結果については、点検の中間段階及び点検終了後にまとめてお知らせいたします。
点検後の技術評価については、平成16年度中にとりまとめ、平成17年度初めに公表する予定です。

(注1)

「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」に基づき、運転開始後30年を経過する前に経年変化に関する技術評価を行い、その評価結果に基づいて、30年以降10年間の長期的な保全計画を策定します。技術評価は、今までの点検履歴・結果を踏まえ最新の知見を基に実施するこことしており、1号機の原子炉内の技術評価については直接的な点検結果も踏まえ実施します。

(注2)

通常の定期点検で、計画的な点検の対象としていない部位を含めて点検を実施します。

高経年化に関する技術評価について