公開情報

2号機 原子炉再循環系配管等の点検結果について(続報)

2004年7月16日運転情報2号機

■2号機

今回の定期点検において、原子炉再循環系配管等の溶接線の点検により、4箇所のひび割れの徴候を確認しました。これらのひび割れの徴候については、改良された超音波探傷試験(注)による深さ測定を実施する旨をお知らせしました。

(5月28日お知らせ済み)

7月17日より、確認された4箇所のひび割れの徴候に対して、改良された超音波探傷試験を開始し、深さの測定を実施します。
その後、ひび割れの徴候が確認された4箇所について、配管を切断し取り替えます。
なお、配管の取り替えの工程については現在検討中です。
(注)フェーズドアレイ法、端部エコー法等を用いて行います。

<参考>改良された超音波探傷試験について

フェーズドアレイ法

多数の振動子(超音波を発信する箇所)を一列に配置した構造をしており、各振動子から発信する超音波のタイミングを連続的にずらすことにより、超音波の発信する角度(位相)に変化を与えて色々な角度から探傷できる方法です。なお、縦波の超音波を使用します。

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端部エコー法

ひび割れの先端部分が非常に鋭い場合、先端部から散乱波(端部エコー)が発生します。

探触子(超音波を受信する箇所)を走査させた場合に、ひび割れの開口部からのエコーと、開口部と比べて非常に小さい端部エコーが観測されます。その時の端触子位置、超音波の伝わる距離から作図等により、ひび割れの深さを評価します。

以上

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