公開情報

1号機高経年化に関する技術評価のための原子炉内点検におけるシュラウドサポート(注1)のひび割れについて

2003年11月25日運転情報1号機

浜岡原子力発電所1号機(平成14年4月26日から第19回定期検査中)において、高経年化に関する技術評価のための原子炉内点検として、シュラウドサポート、ジェットポンプ、炉心スプレイ配管・スパージャなどの炉内構造物について、溶接線等の目視点検を行うこととしました。(平成15年11月20日公表)。
シュラウドサポートの溶接線について、11月22日より、水中カメラによる目視点検を実施しています。サポートシリンダと10個あるサポートレグの内側溶接線(H10内側)を点検しているところですが、本日(11月25日)、4個の溶接線にひび割れを確認しましたのでお知らせします。
引き続き、炉内構造物の溶接線等について目視点検を行ってまいります。なおシュラウドサポート全体の点検結果については、シュラウドサポートの他の部位の点検結果とあわせ、まとめてお知らせします。
また、サポートシリンダとバッフルプレートの溶接線(H8)及びバッフルプレートと圧力容器の溶接線(H9)の点検準備作業として表面の付着物の除去作業を実施しておりましたが、除去作業用装置の部品が一部脱落し(注2)、炉内に落下していたことを11月22日に確認しました。今後回収作業を行う予定です。

(参考)

(注1)シュラウドサポートとは、サポートリングを介してシュラウドを固定するための台座です。  また、シュラウドとは、原子炉圧力容器内に装荷されている燃料集合体(炉心)を囲むように設置されている円筒状の機器で、原子炉内の冷却水の流れを分離する仕切板の役割を持ったものです。

(注2)鋼製の部品(約3cm×約1cm×約1cm)1個、部品の止めネジ(直径約0.4cm、長さ約0.4cm)1個、鋼球(直径約0.2cm)約130個が脱落しました。

浜岡1号機 シュラウドサポートの概要及びひび割れの状況

以上

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