プレスリリース

プレスリリース

浜岡原子力発電所1号機および2号機の外部電源の信頼性確保に係る対応方針について(経済産業省原子力安全・保安院からの指示に対する報告)

2012年03月08日
中部電力株式会社

記事をシェアする

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震以降、原子力安全・保安院は運転中または建設中の原子力発電所の外部電源の信頼性確保に関する指示(注1)を出し、当社からも報告をおこなってきました。(2011年5月16日2011年7月7日2012年2月17日お知らせ済み)

さらに、原子力安全・保安院は、当社に対し浜岡原子力発電所1号機および2号機の外部電源の信頼性確保に関する指示(注2)を、2012年2月17日に出しました。

当社は、本指示文書に基づき、浜岡原子力発電所1号機および2号機の外部電源の信頼性確保に係る対応方針について、本日、原子力安全・保安院に報告しましたのでお知らせします。

1 原子力安全・保安院の指示の内容

廃止措置中の浜岡原子力発電所1号機および2号機について、使用済燃料が使用済燃料貯蔵設備内にあることをふまえ、外部電源の信頼性確保に係る対策について、施設の状態をふまえた検討が必要であると考える。
ついては、外部電源の信頼性確保に関する指示文書において指示した事項に係る同1号機および2号機における対応方針について、2012年3月19日までに原子力安全・保安院に報告すること。

2 対応方針

(1)浜岡1号機

1号機では、1体のみの使用済燃料が使用済燃料貯蔵設備に貯蔵されていることにかんがみ、使用済燃料に内蔵する放射性物質の外部への放散を仮定して、周辺の公衆に与える放射線被ばくの影響を評価することにより、外部電源の信頼性に係らず施設の安全性に影響を及ぼさないことを評価する。

(2)浜岡2号機

2号機では、1,312体の使用済および新燃料が使用済燃料貯蔵設備に貯蔵されていることにかんがみ、同貯蔵設備の注水機能および冷却機能に係る電源の喪失を仮定しても、緊急時安全対策で配備した資機材にて、同貯槽設備が一定の水位を維持できることを評価することにより、外部電源の信頼性に係らず施設の安全性に影響を及ぼさないことを評価する。

当社は本方針に基づく評価結果がまとまり次第、原子力安全・保安院に報告をおこないます。

(注1)2011年4月15日に経済産業省原子力安全・保安院により発出された「原子力発電所及び再処理施設の外部電源の信頼性確保について(指示)」(平成23・04・15原院第3号)、2011年6月7日に同院により発出された「原子力発電所等の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について(指示)」(平成23・06・07原院第1号)および2012年1月19日に同院により発出された「原子力発電所等の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について(追加指示)」(平成24・01・17原院第1号)

(注2)2012年2月17日に経済産業省原子力安全・保安院により発出された「浜岡原子力発電所1号原子炉及び2号原子炉の外部電源の信頼性確保について(指示)」(平成24・02・17原院第1号)

以上

ページトップへ