モットーは“ローアウト精神” 創部以来、勝利への執念を受け継ぐ
創部は1949年。翌年の愛知国体への参加を目的としてまず男子部が、翌年の1950年に女子部が発足。愛知国体では一般男子ナックルの種目で堂々の2位に入りました。以来、全国レベルでの大会で勝利することを目標に活動を続け、その執念が後輩に脈々と受け継がれてきました。
平成の時代を迎えるまで、輝かしい実績を残してきたのは女子部。「(ボート界において)中部電力と言えば女子部」と言われるほどの活躍ぶりで、全日本選手権、社会人選手権、国体などの年間5大大会制覇(いわゆる5冠)を5度達成しています。
近年は、男子部の活躍もめざましく、日本代表選手としてオリンピックや世界選手権へ出場し、好成績を挙げています。
モットーは「ローアウト精神」です。ローアウトとは「全エネルギーを使い果たして漕ぎ切る」こと。言い換えると「後からあのときもうひと頑張りしていたらと悔やまないよう全力をつくすこと」です。
したがって、活動は「文武両道」すなわち「仕事」と「ボート」の両立を基本としています。まず各自が自らの仕事をしっかりとやり、勤務時間外に質の高いトレーニングをおこなっています。一人ひとりが自らの目標を掲げ、業務で忙しい時でもトレーニング時間を確保するよう自己管理を徹底しています。
クラブ活動を通じて、仕事でもボートでもローアウト精神を発揮できる人づくりを目指しています。
チーム一丸となり、勝利へのこだわりを持ち続け、全国そして世界の舞台での栄冠を勝ち取るべく、切磋琢磨の毎日を過ごしています。
これからも皆さまのご声援をよろしくお願いいたします。
ボート部の歩み(主な戦績)
- 1949年
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創部(男子部)
- 1950年
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女子部発足
愛知国体 男子ナックルフォア準優勝
- 1951年
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第1回全日本社会人選手権 男子ナックルフォア優勝
- 1970年
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女子クルー全国制覇・5冠達成(朝日レガッタ、中日本レガッタ、全日本社会人選手権、全日本女子選手権、国体)
- 1983年
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世界選手権(西ドイツ) 小池章子・菊地初子の2選手が女子ダブルスカルで初出場
- 1985年
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田中会長(当時)第10代日本漕艇協会会長就任
- 1986年
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アジア大会(ソウル) 榎木小夜子・関かをる・藤山美紀・桜井美恵子の4選手が出場
- 1987年
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女子クルー全国制覇・5度目の5冠達成
川辺艇庫・合宿所完成
- 1992年
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世界選手権 荒谷真紀子・栗原真紀の2選手が出場
- 1993年
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全日本選手権 男子舵手つきフォア優勝
- 1996年
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アトランタオリンピック 長谷等選手 男子軽量級ダブルスカル15位
全日本選手権 男子エイト準優勝
- 1997年
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世界選手権 長谷等選手 男子軽量級クオドルプル6位
全日本選手権 女子舵手つきフォア優勝
- 1998年
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世界選手権 長谷等選手 男子軽量級ダブルスカル8位
全日本選手権 女子舵手つきフォア優勝
- 1999年
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世界選手権 長谷等選手 男子軽量級ダブルスカル7位・村井啓介選手 男子軽量級舵手なしペア11位
全日本選手権 男子エイト準優勝
- 2000年
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シドニーオリンピック 長谷等選手 男子軽量級ダブルスカル6位・村井啓介選手 男子軽量級舵手なしフォア17位
世界選手権 長谷等選手 男子軽量級クオドルプル優勝・村井啓介選手 男子軽量級エイト7位
- 2001年
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世界選手権 長谷等選手 男子軽量級クオドルプル3位・村井啓介選手 男子軽量級舵手なしフォア15位
- 2002年
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世界選手権 長谷等選手 男子軽量級シングルスカル6位
- 2003年
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世界選手権 長谷等選手 男子軽量級舵手なしペア10位・山崎大也選手 男子軽量級クオドルプル9位
全日本選手権 男子クオドルプル優勝・男子舵手無しフォア優勝
- 2004年
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アテネオリンピック 山崎大也選手出場(補漕)
全日本選手権 男子クオドルプル優勝・男子ダブルスカル優勝
- 2005年
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世界ボート選手権(岐阜・長良川) 長谷等・山崎大也・小川隆之・東克昭の4選手が出場