安全と健康への取り組み
健康経営の推進
健康経営に取り組む意義
中部電力グループは「中部電力グループ安全健康基本方針」に基づき、健康経営に取り組んでいます。健康経営は従業員の健康増進の取り組みが、従業員の活力や生産性を向上させ、将来的に企業の価値向上につながるという考えのもと、従業員の健康管理を経営的な視点から考え、戦略的に実践することです。中部電力グループで働くすべての従業員が健康でいきいきと働くことができるよう引き続き環境を整備していきます。
ウェルビーイングの実現に向けた健康経営の方向性
これまでの取り組み
今後の課題
これまでの健康経営の課題
健康経営の転換
具体的な取り組み
病気の早期発見・早期治療に向けた取り組み
1. 人間ドック無償化
当社は、2019年度に従業員全員が人間ドックを自己負担なく受診できる環境を整備しました。((注)中部電力3社全体で約3億円/年負担)これにより定期健康診断と比較して精度の高い検診が可能となり、従業員の健康状態をきめ細かに把握することができるようになりました。一方で、再検査や治療などが必要となる従業員が顕在化したため、これらの従業員の健康の保持増進施策を充実していく必要があります。
2. 保健指導会
毎年、定期健康診断後に、当社産業医・保健師が全ての従業員に対し、健診結果をもとに細やかな指導を実施しています。
心身の変化の気づきを促し、ハイリスク者を管理するとともに、健康の保持・増進に向けたアドバイスをしています。
いきいきとした働きと充実した生活に向けた取り組み
1. FITBITを活用した健康づくり
従業員一人ひとりの健康増進に向けた行動変容および運動習慣の定着化を支援するため、希望者に対し、自らの歩数や睡眠時間といった生活習慣データが可視化されるウェアラブル端末を配布いたしました。配布した端末を活用した健康増進イベントを年13回(2023年度)企画開催することで健康活動の定着を支援していきます。
2. 睡眠支援施策の取り組み
「量・質ともに良い睡眠を取る」ことは,健康リスクの減少だけでなく,パフォーマンス向上や労働災害の防止にも大きく寄与することから,2022年度より従業員への睡眠支援策を実施しています。
- 睡眠の重要性やリテラシー向上に関する研修の実施
- 勤務間インターバルの努力目標の設定
3. 中高年向けの健康づくり支援
40歳以上の偶数年齢の従業員に対し、「簡易体力測定」や「フィットネスジムトレーナーによるオンラインフィットネス講座」を実施することで、自身の体力を把握することができ、健康意識の醸成に繋がっています。
【簡易体力測定】
(1)立ち上がりテスト(椅子に座り片足で立ちあがる)
(2)2ステップテスト(可能な限り大股で2歩歩く)
(3)開眼片足立ちテスト(片足で1分以上たち続け)の実施可否を測定。
【RIZAP株式会社トレーナーによるオンラインフィットネス講座】
(1)運動習慣の重要性や効果的なトレーニングのポイントに関する講義
(2)肩こりや腰痛の予防・改善に効果的なストレッチ・トレーニングの実践
(3)筋肉を効率よくつけるための食事指導
4. メンタルヘルス対策
- 新入社員から管理職まで各種階層別に時期を捉えた研修・教育を実施
- ストレスマネジメント手法などを用いた研修の実施
- すべての従業員に対しストレスチェックの受験勧奨を実施
- ストレスチェックは集団分析により職場環境の改善に活用
5. 女性の健康問題への対応
- 女性の健康課題に関する各種研修の実施