安全と健康への取り組み
健康経営の推進
中部電力は「中部電力グループ安全健康基本方針」に基づき、健康経営に取り組んでいます。
健康づくりの取り組み
いつまでも健康でいきいき働くための施策
定期健康診断の受診義務のある従業員を対象とした人間ドック全員受診化(健康保険組合と連携することで従業員費用負担なし)
- 重大疾病の早期予防・早期発見
- 健康意識の醸成
65歳までの就労を前提とした自主的かつ継続的な健康づくりの支援
- 産業保健スタッフによる栄養指導・運動実技指導
女性の健康課題への対応
- 女性の健康課題に関する相談窓口の設置や各種研修の実施
「こころの病気」の未然予防・早期発見のためのメンタルヘルス対策
- 各種階層別に時期を捉えた研修・教育を実施
- ストレスマネジメント手法などを用いた研修の実施
- ストレスチェック結果を有効活用した職場環境の改善
簡易体力測定
40歳以上の偶数年齢の従業員に対し、(1)立ち上がりテスト(椅子に座り片足で立ちあがる)、(2)2ステップテスト(可能な限り大股で2歩歩く)、(3)開眼片足立ちテスト(片足で1分以上たち続け)の実施可否を測定。
自身の体力を把握することができ、健康意識の醸成に繋がっています。



職場における健康づくり
自主的かつ継続的な健康づくりの習慣化を目指して以下の取り組みをおこなっています。
【職場deプチトレ】
職場単位でプチトレリーダーを選任し、だれでも気軽に参加でき、かつ安全に配慮した無理のない運動や意識づけ活動をおこなっています。
取組事例:15時のストレッチ体操、朝礼時の健康づくり情報提供など

【健康職場行事】
全社駅伝大会などの会社行事で、健康づくりのイベントを実施しています。参加者に加え、従業員の家族も一緒に参加できるようにし、健康意識を高める機会を提供しています。また、職場の一体感醸成も兼ねて事業場単位で健康づくりに資する行事を計画し、開催しています。
取組事例:全社駅伝大会における健康度測定、管理栄養士や食料品メーカーとのコラボによる食事を通じた健康づくりイベント、昼休みウォーキングイベントなど



保健指導会
毎年、定期健康診断後に、当社産業医・保健師が全従業員に対し健診結果をもとに細やかな指導を実施。
心身の変化の気づきを促し、健康の保持・増進に向けたアドバイスをしています。

課題
身体の健康
当社は、2019年度に従業員全員が人間ドックを自己負担なく受診できる環境を整備しました。これにより定期健康診断と比較して精度の高い検診が可能となり、従業員の健康状態をきめ細かに把握することができるようになりました。一方で、再検査や治療などが必要となる従業員が顕在化したため、これらの従業員の健康の保持増進施策を充実していく必要があります。
こころの健康
当社は、4つのケアの徹底によるメンタル疾患の未然防止や、休務した従業員に対する円滑な職場復帰支援に取り組んでいますが、今後は恒常的に存在する長期休務者の減少とメンタル疾患の再発防止への取り組みを強化していく必要があります。
新しい働き方に対応した体制の整備
今般の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、在宅勤務やフレックス勤務などを促進したことで、多様で柔軟な「新しい働き方」が定着しつつあります。この「新しい働き方」に対応した健康の保持増進体制と運用を再構築していく必要があります。
実績
当社は、国の「健康21」に基づき、「生活習慣の改善」と「生活の質の向上(QOL)」を目的として、身体活動や運動の促進を健康増進の柱として位置づけており、職場における運動促進策の展開や健康づくり行事への費用補助など、健康増進への投資を行っています。また、2020年度から、健康増進に効果のある運動を実践した従業員割合を「健康KPI」として設定し、2019年度の46%から52%に向上することを目標に、全社一丸となって取り組んでいます。
運動する者の割合
運動する者の割合は年々増加しています。

中部電力株式会社「職場deプチトレ」参加率
