2022年4月20日の審査会合ヒアリングで当社が説明した津波評価について

当社は4月20日、原子力規制委員会の新規制基準適合性確認審査の津波審査に関するヒアリングで、浜岡原子力発電所の津波評価に関する新たな評価を示しました。

浜岡原子力発電所のプレート間地震の津波評価

  • 当社は、前回の審査会合(2021年12月17日)において、津波高を算出するための条件として最も影響が大きいすべり量とライズタイムの値を厳しく設定し、敷地前面での津波の最高水位を海抜22.5mと評価しました。
  • 前回の審査会合では、当社が設定したすべり量とライズタイムの条件については、原子力規制委員会からは特段のコメントはありませんでしたが、津波高が大きく変わることがないかを確認するために、解析するケースを追加して検証するようコメントがあり、今回、1,000通り以上の追加検証を行った結果、敷地前面での津波の最高水位は海抜22.7mとなりました。
  • 当社はこれまでも審査会合での議論を踏まえながら評価・検証を進めてきています。引き続き、一日でも早く新規制基準に適合できるよう、審査に真摯に対応していきます。
浜岡原子力発電所の津波評価

参考:浜岡原子力発電所の安全性

  • 今回の評価結果の津波(海抜22.7m)は、既設防波壁を越流し、発電所の一部が浸水する想定となります。
  • 浜岡原子力発電所では、安全性の向上に向け、自主的な津波対策として、防波壁に加え、建屋内浸水防止や、高台への電源設備の設置などを講じてきています。
  • なお、防波壁は、岩盤の中から立ち上げた鉄筋コンクリート構造の基礎の上に、鋼構造などからなるL型の壁を結合するなど、粘り強い構造としているため、今回提示した防波壁を越えるような津波に対しても倒壊することはなく、敷地への浸水量を抑制できると考えています。
浜岡原子力発電所の安全性について

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