きららの森、原生林を広げる「穂の国森づくりの会」
豊川の水源地を「みんなの森」に
愛知県北設楽郡設楽町の段戸裏谷にある「きららの森」は、穂の国(愛知県東部、東三河地域の占称)に宝物のように残された原生林です。その「きららの森」 に接するヒノキ人工林(国有林2.3ヘクタール)が伐採されたため、その跡地にブナやミズナラなどを植林して原生林を広げようと計画しました。原生林を広げるという、このような森づくりは、日本でも初めての試みとのこと。水源地(豊川の源流)ということもあり、「みんなの森」のシンボルとしてこの活動に取り組みたいと思っています。





右:2008年9月の様子

右:2008年9月の様子
メッセージ
穂の国森づくりの会事務局長メッセージ
ブナやミズナラなど豊富な植生を誇る原生林「きららの森」を、より多くの“みんな”で大切にしていきたいです。記念日植樹券を1,300名以上の方々からプレゼントしていただき、本当にうれしく思いました。今後は、植樹は一旦終了し、樹木の成長を見ながら、下草刈りなど森を育てるための活動に入っていきます。育林活動に参加したいという方は、ぜひ「穂の国森づくりの会」までご連絡ください。
穂の国森づくりの会事務局長/原田敏之
きららの森植樹ツアー
2001年11月2日(金曜日)、11日(日曜日)と、2002年11月24日(日曜日)に「きららの森植樹ツアー」を開催しました。2年間で合計230本の苗木を、215名の皆さんと一緒に植樹してきました。植樹後は原生林の散策をおこない、森の豊かさに直接触れました。また、2001年は小学校野外授業の子どもたちと一緒にヤマザクラやトチ、ミズメなどの苗木を植えました。



団体紹介
特定非営利活動法人穂の国森づくりの会
穂の国森づくりの会は、1997年4月に東三河地域の中心、豊橋市に本拠を置いてスタート。かつて「穂の国」と呼ばれた地域の森林の公益性と豊かな伝統を確認し、豊川の流域市民、企業、行政のパートナーシップのもとで、森林の保全、育成、再生などを通じて循環型地域社会の実現を図ることを目的としている。2000年9月にNPO法人の認証を得、現在約1,000名の会員で活動を進めている。
事務所
〒440-0888 愛知県豊橋市駅前大通三丁目53番地 太陽生命豊橋ビル2F
Tel:0532-55-5272 Fax:0532-55-5276