水力発電所
奥矢作第一・第二水力発電所
世界的にも珍しい二段式揚水発電所
この奥矢作第一・第二水力発電所は矢作川水系に建設された中部電力初の純揚水式発電所です。
また、地質的な条件から途中に池を造ることによって2つの発電所を建設し、この2つを常に一体として運用して揚水発電をおこなう世界的にも珍しい二段式揚水発電所です。第一、第二水力発電所共に1980年(昭和55年)に各1号機、1981年(昭和56年)に各2号機、3号機がそれぞれ運転を開始しました。
奥矢作第一・第二水力発電所全体イメージ図
奥矢作第一水力発電所
発電所は国道153号線沿いにあって、山の斜面を切り取って建設されており、3台のフランシス型可逆ポンプ水車と発電機が設置されています。
奥矢作第一水力発電所全景
奥矢作第一水力発電所発電機室
奥矢作第二水力発電所
発電所は矢作ダム(下池)の上流約3.7kmの左岸にあり、地表から約400mの深さに全地下式として建設されています。3台のフランシス型可逆ポンプ水車と発電機が設置されています。地上の開閉設備(ガス絶縁開閉装置:GIS)を経由して、第一水力発電所と連携しています。
奥矢作第二水力発電所発電機室
発電所名 | 奥矢作第一 | 奥矢作第二 |
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運転開始 | 1号機:1980年9月 2号機・3号機:1981年2月 |
1号機:1980年9月 2号機・3号機:1981年2月 |
出力 | 323,000kW | 780,000kW |
最大使用水量 | 234.00m3/s | 234.00m3/s |
有効落差 | 1号機 162.80m 2号機 162.70m 3号機 162.10m |
404.40m |